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え・きよたちひろ
このブログのイラストはフォトグラファーのきよたに描いてもらっている。
親しい友人は名前を呼び捨てで呼ぶように、僕は「きよた」を「きよ太」というイメージで呼んでいる。
でも、「きよた」は苗字で名は「ちひろ」、見た目も名前も普通の女性だけど、そんなことはどうでもいい。
そのきよたとは昔からよく飲みにいった。つい先日は、イラスト描くにもイメージがわからないと描けないという理由で僕がよくいくラムバーにいった。
その後描かれたイラストはbar dressの雰囲気のよく出た素敵な仕上がりなので、あのイラストを見るたびにラムが飲みたくなってしまい困っている。
マスターのMさんにも見せたけど、とてもいいと気に入ってくれた様子だった。
そういえば以前、焼きとんが美味いまことやに二人で行ったときのこと。きよたが突然おえつを上げて泣きだした。
写真のことを話していた時だったと思う。僕の話の中の何かがきよたのどこかに引っかかり、笑いながら誰はばかることなく泣いた。
以前からきよたはそうやっていきなり泣き出すことがあったから、僕にしてみればいつものあれと思うだけだったのだ。
でも、僕らを見るまわりの目は違った。
考えてみれば、僕ときよたは親子ほど歳が離れている。そんなオッサンと若い女性が夜の荒木町にいるということは、中年オヤジと若い女性の不倫カップルと思われても仕方がない。
僕らのとなりにいた本物の不倫カップルは、僕らを見てニヤニヤ笑う。だから、違うんだよ~不倫でも別れ話でもなんでもないんだよ~っというのは僕の心の声。
店のお姉さんは僕が注文したホッピーの中身を中身だけジョッキになみなみにして入れてきた。ホッピーの入るすき間のないただの焼酎ロックだ。女を泣かせる悪いヤツはこれでも飲んでゲロ吐いて死んでしまえ~ってことだろうけど、だから違うんだっつーの。
そんな話も今では楽しい思い出。きよたとは飲むたびに笑えるネタが増え重なっていく。
次は岩井食堂に行く。イラストには店のシンボルの三白眼の太陽を忘れず入れて欲しい。
きよた、誕生日おめでとう。
何歳だか知らないけれど、いつもホントありがとう。