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LIVE配信パンツでGO!!

早朝からバタバタ忙しかったある日、一人の新人スタッフがまだ来ていないことに気付きました。気付かなかった僕らも僕らですが、その時点で彼の出勤時間はとうに過ぎていました。

 

さっそく彼の携帯を鳴らしましたが出ません。LINE電話も反応なし。

 

普通なら、心配するところですが、状況的にも、新人スタッフのキャラ的にも、彼がまだ家で寝ているだろうことは想像に難くありませんでした。

 

そこで、僕が彼を起こしに行くことになったのです。

 

まずは、グーグルマップで彼の家の大まかな位置を確認。家の近所に着いたところで、チャリを置いてグーグルマップを開き、彼の住むマンションを確認します。

 

マンションの下に着いたところで、スタッフみんながつながっているグループLINEに「今から2分後にLIVEやります。」とアップ。

 

マンションはオートロックではなかったので、彼の部屋の前に着いたところで、グループLINELIVEボタンを押しました。僕はその瞬間からナレーターとなります。

 

まずは、彼の家の住所が書かれたメモと、部屋の番号を同時に映し、部屋が間違えないことの確認シーン。その後、ナレーターの手がピンポンを押すシーン。なかなか出てこないので、その後何回かしつこく押すシーンと続きます。

 

そして、とうとうドアがガッチャっと開き、寝ぐせのままの主役が登場。その姿を見て爆笑するナレーターの声。そして、彼の恥ずかしいような気まずいような何とも言えない表情のクローズアップへ。それを見て大爆笑するナレーター声。

 

最後はナレーターが「おはよー。じゃ、スタジオ先に行ってるから、よろしくー。また後でねー」と言って、LIVE終了。彼と別れ、僕は一足先にスタジオに向かいました。

 

その時点で、LIVE中継を視聴するスタッフは6名。その中には、主役本人も入っていて、彼は自分のスマホで主演LIVEを見ながら玄関先に登場していました。

 

 

後で本人に聞いたら、パッと目が覚めた時にはすでに大遅刻。どうしたものかと、パンツ一丁でボ~っと考えていたらグループLINEに田辺からの「今から2分後にLIVEやります。」というメッセージ。何だろうと思っていたら、見覚えのある部屋番号が映し出されたとのこと。玄関口になかなか出てこなかったのは慌ててズボンを履いていたからだそうです。

 

彼のことを想えば、朝いきなり僕に起こされるなんて、さぞ目覚めが悪いことでしょう。さすがにそれは気の毒です。だから、すでに起きていたと聞いた時はホッとしました。

 

 

なんて、ウソ。

 

 

次こそは、パンツ一丁姿のLIVE配信を実現したいです! 早く、次の大遅刻してくれないかな~。スタッフのみんなは、次回のLIVE配信「パンツでGO!」をお楽しみに!!

 

 

 

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