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就職内定率向上セミナー
たとえば「大学入学共通テスト」の問題を作成する人が、予備校の講師をやっていたら「それはちょっと違うだろう」って話になります。
撮影スタジオの採用担当が、撮影関連業界の就活を上手に乗り切るコツを伝授するセミナーをやるというのも、考えてみれば(考えなくても?)変な話です。
でも、これにはワケがあります。
長年スタジオの採用に関わってきた身だから思う違和感があるのです。
今の時代、スマホのおかげで「カメラマンになりたい」と思えば、数秒後には「どうすれば良いか」その選択肢がわかります。
昔は、答えを得るまでに時間がかかりました。そのかかった時間によって「やる気」が「本気」なのかを試されていました。
それが今の時代は瞬く間にスタジオにエントリーができてしまいます。その結果、人事担当者として「採用」か「不採用」かという以前に「判断のしようがない」、だから今回の採用は見送らざるを得ないとなることも珍しくなくなってきたのです。
時間があれば写真が好きという思いは、その人に行動を起こさせたかもしれません。その行動によって知識や経験が得られたかもしれないし、「楽しい」って気持ちがより写真を好きにさせたかもしれません。
それにもかかわらず、採用を見送られた人が「やっぱり写真はやめよう」とか「カメラマンは諦めよう」と思っていたら。。。
せっかく、写真に興味を持ち、それを自分の仕事にしていければと思ってくれた人なのに。良いきっかけや出会いがあれば、そのやる気は本気になったかもしれないのに。
これって、業界的にいえば機会損失以外の何ものでもないと思うのです。
そこで始めたのが、撮影関連への就活者向け「内定率向上セミナー」です。
スタートして1年。知名度こそありませんが、ご参加頂いた方からは大変ご好評頂いています。
もちろん、真剣に良かれと思ってやっているので、「知っていれば得するコツ」は少しだけ。それより「どう考えるべきか」ってことに重きを置いています。
考え方を知って頂き、ゆっくり時間をかけて自分の中に落とし込み、じっくり写真や撮影で人の役に立つ自分を実現していってもらいたいからです。
そんな撮影関連就活者のための内定率向上セミナー、次回は4月6日(土)の開催です。