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夢の実現

魂がふるえ心が熱くなるもの

「夢」を実現するための大切な要素があります。一つは、他人の視線や評価ではなく自分自身を生きること。そして、憧れるのではなく行動することで核心に向かい続けること。

 

自分が好きなことをやって生きていける人生。そんな人生に多くの人が憧れます。

 

でも、尊敬に値しない大人たちが言うように、人生がけっして甘くないというのはまぎれもない真実です。

 

しかも、夢に生きようとする自分に理解を示してくれる人の多くは、無責任で無関心なだけの人か、それをビジネスに利用して利益を出そうともくろむ人のどちらかですから。

 

 

ただ、この国の平均年齢(48.6歳!)より長く生きてきた僕に言わせて頂けるなら、夢を追おうが、夢をあきらめようが、夢など見ずに地道に生きようが、そんなことはどーだっていいことです。

 

なぜなら人生って、そこじゃありませんから。何を選択しようとその選択の先にあることの方が、断然重要ですから。

 

その重要なこととは、選択した先に自分の魂が震えるほど心が熱くなるものを見い出すことができるかということ。生きてきて、やってきて、続けてきて、「今まで生きてきて良かった~」と心の底から思える瞬間が得られるかということの方が断然重要なのです。

 

 

他人の視線や評価ではなく自分自身を生きる

他人の価値観に自分の人生はありません。自分の人生は自分の中にある宇宙、その中にあります。

その宇宙から発してくるシグナルに耳をそばだて、その存在を信じ続ける。もちろん、生きていくためには他人の価値観に合わせる必要もあるかもしれません。

でも、常にそれは必要最低限であるべきものとして、決して慣れてしまわないように注意しなければなりません。

 

 

憧れるのではなく行動することで核心に向かい続ける

自分の中の広大な宇宙。その宇宙空間のどこかに夢の核心はあるのですが、ほとんどの人は星々がまばゆく光る中、それがどれだかわかりません。

だから、今いる場所から遠目にあれこれ心配するのはムダ。とにかく核心からのシグナルの方に向かって今いる場所を発つ。

大ざっぱでも進んでいれば、やがて方向の修正が必要となります。それでいいのです。出発しなければ、その修正の必要性すらわからなかったのですから。

ある方はそれを「塊を少しずつ削って徐々に彫刻ができていくように」と表現していました。僕のイメージは「科学技術館にある10円玉を入れるとゆっくりクルクル回りながら中心の穴に落ちていく募金箱」です。

いずれにせよ核心はあれやこれやと考える中ではなく、行動し続けることでこそ迫っていけるものなのです。

 

 

ちなみに、夢は他人と比べるものではありません。他人と比べて得られた優越感に魂が震え、心が熱くなる人間なんてろくなヤツじゃありませんし。

 

僕は20代の頃の数年を「すごいフォトグラファー」となることを夢見て過ごしました。結果からいえば、その夢は実現できませんでしたが、僕自身は挫折した覚えも夢破れた感覚もありません。

ただ、自分の中の核心を追い求めてきた結果、ここにいます。今では、僕以上にまわりの人たちが僕のこのマネージャー職を僕の天職だと思っています。

 

もうすぐGW。春恒例の新人歓迎BBQ大会です。秋のスタジオOB&OG会と合わせて、マジで魂震えるヤツです。

 

 

 

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