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夏休み

どこまでも深く澄んだ青い海でイルカを追いかけ、

明るく透明なサンゴの海で色とりどりの熱帯魚とたわむれる。

陽が西の海を赤く染めれば、砂浜に上がって優しい夕日で体を乾かす。

陽が落ちた後は、二人で波の音を聞きながら流れ星を数える。

 

これは小笠原諸島出身のスタッフから聞いた、小笠原の若い人たちの定番デートプラン。

 

僕のいるスタジオでは、交代でみんなが9日間の夏休みを取ります。先週末から夏休みに入ったスタッフはその彼女。今ごろは、コロナ以来の小笠原を満喫しているに違いありません。と、思っていたら、その小笠原帰省中のスタッフからこんな映像が届きました。↓

東京から1000キロ。飛行機はなく、24時間船にゆられ続けた先にある小笠原は人口2500人ほどの小さな島。内地(?)に比べ医療サービスが充実しているわけではないので、島に入るには東京オリンピック・パラリンピックに出場する選手ばりの厳しい感染拡大防止対策を経ていかなければなりません。

 

ちなみに、冒頭の小笠原の若い人の定番デートプランには続きがあります。

 

それは、

 

流れ星を数えるのに飽きたら、島のメインストリートのお店に寄って看板メニューのアオウミガメを食べる。

 

そう、砂浜に卵を産み落とすあのウミガメです。

 

なんでも、煮込みは、匂いも味もクセが強く人により好き嫌いがわかれるそう。でも、刺身は淡白でとても美味しいそうです。

 

さすがに小笠原。行くのが大変な分、ゲスな観光客なんていません。だからウミガメの舟盛りを出されて喜ぶような客もお店もないとのこと。安心しました。

 

ただ、竜宮城が描かれた高価な漆器の玉手箱に、豪勢に盛られたウミガメの活け造りはあるそうです。

 

はい、ウソです。

 

ウミガメ食べるのは本当ですが、玉手箱はウソでした。

 

すみません。僕、疲れてます。

 

自分でもわかっています。

 

僕も早く青い海でリフレッシュしないと。

 

僕の夏休みまであと、3週間。

 

がんばらにゃ。

 

 

 

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