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ヤバいぞ、iPhone顔認証
アップルのサイトによると、他人が顔認証(Face ID)でロックを解除できる確率は100万分の1だそうです。
アップルが何を根拠に出した数字かわかりませんが、この数字って年末ジャンボ宝くじを20枚買って1等賞7億円を受け取るのと同程度の確立です。
ところで、うちの高1の娘には同じ歳のいとこがいます。生まれは3ヵ月違いの同じ歳。小さな頃から大の仲良し。そのいとこがこのGW中、我が家に遊びにきていました。
二人がソファに座ってまったりしている時のこと。うちの娘がおもむろにいとこの最新のiPhoneを手に取ったところ、顔認証が反応。ロックが解除されたのです。
「あれ?」娘はそう言ってもう一度試しましたが、やっぱり開きます。
同じ歳で背格好も似た感じですが、顔がそっくりというわけではありません。おそろいの服着て一緒にいれば「姉妹みたい」とは言われますが、「双子みたい」と言われたことはない程度。
いろいろ試すと正面顔では開きませんが、iPhoneを下から見上げる位置だと、確実に開くことがわかりました。人が見ればまったくの別人だとわかるのに、iPhoneの顔認証には区別できないようです。
アップルが言うところの100万分の1がこんな身近なところで起こるって、何だか怪し過ぎます。
アップルもiPhoneも大好きな僕ですが、このFace IDを信頼するにはまだ開発の余地ある機能だと思う次第です。
文:田辺 政一 え:きよた ちひろ