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マスクをしない方の入館はお断りします
ネットで強い影響力をお持ちの方が行った飲食店で、連れの友人がマスクをしないまま店に入ろうとして、店主ともめたという話がネットを賑わせていました。そのせいで店は休業したとか、テレビでも取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思います。
僕はこの件、それほど詳しくはありません。ただ、マスクをせずに来店したお客を断っただけで休業ってなんで?とか、店主ともめた側の「どうせ食べる時はマスクを外すんだから、マスクせずに来店しても一緒」って言い分に、確かにそうだけど…どーなの、それ?って程度の認識でした。
ただ、先日僕のいるスタジオでも、お客様を出迎える立場としてその対応を問われるようなことがあり、改めて自分の立ち位置を考えさせられました。
その結論。
この「食べる時は(マスクを)外すのだから一緒」って言い分、問題のすり替えです。
サービスを提供する側には、お客様が安心してそのサービスを受けられる環境を用意する義務があります。その信頼の上に多くのお客様が来てくださっていると信じ、日々様々な努力や対策を行っています。
だから、他のお客様が不安だったり、迷惑だと感じられることは、サービスを提供する側にとっても迷惑なのです。もちろん、「せっかくご来店頂き申し訳ありませんが、」と丁寧な対応でご了承頂くというポジションから伝えるべきことですが。
世界の国々を見渡しても、感染者の多い国はマスクをしたがらない国民が多い国ばかりです。あらゆる科学的研究が、マスクは新型コロナ感染の手ごろで効果的な予防手段であることを証明しています。
それにもかかわらず、マスクを着けずに人前を出歩く方は、自分は感染リスクを恐れない人間だと表明しているようなものです。日頃からマスクをしている方と比べ、感染またはウイルスキャリアである可能性が格段に高い方です。
サービスを提供する側からすれば、そのような方を日頃からマスクを着けて感染予防のための努力を怠らない方々の中に放り込むわけにはいかないのです。お客様との信頼関係において。
だから、マスクをせずに来られた方の入店をお断りするのです。
「どうせ食べる時はマスクを外すんだから、マスクせずに来店しても一緒」って理屈、「どうせまたウンコするんだからいちいち拭かなくても一緒」って言っているのと同じです。
拭かないのはあなたの自由ですが、臭いから近寄らないでくれます?って話なのです。