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ポストバブル・ゆとり世代への警告

 僕はここに断言します。ゆとり世代と呼ばれる方々は、十年から二十年後、その時代の若い世代から笑われる存在となること間違いありません。いぇ~い。

 

ここ数年、何かと揶揄されるバブル世代ずっぽしド真ん中の僕です。で、ネットで拾った『バブル世代の上司にありがちな16のこと』という記事が面白いです。

http://netgeek.biz/archives/10424

 

記事には「企業から至れり尽くせりの接待を受けて入社したバブル世代の上司はけっこう使えない人材であることが多く、部下になった際にはそれはもう大変な思いをするもの。」とあります。僕もそのタイプの上司なのかはさておいて。。。

 

ゆとり世代とカテゴライズされているみなさん、何か思い当たるフシありませんか?

僕らバブル世代もそうでした。当時、「超売り手市場」と言われてもいまいちピンときませんでした。だって、就職なんて初めての経験ですから比較対象にできるイメージがありません。

 

今、厚生労働省発表の有効求人倍率はバブル期を超えて「超売り手市場」となっています。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS30H26_Q7A530C1MM0000/

もちろん、時代が違うので「至れり尽くせりの接待」なんてことはありませんが、リーマンショック以降の就職氷河期に比べれば、いともたやすく就職できたはずです。しかも、今どき企業側も「コンプライアンス」の問題に敏感なので、皆さんの入社後はそれはそれは大事に繊細に扱ってもらえるはずです。

 

我々バブル世代のように。

 

バブル世代の全ての人がそうというわけではありません。それでも、なぜバブル世代が「しょーもない」と言われるのかといえば、その理由は戦国武将・今川義元の言うところの「むごい教育」のせいです。

当時、有力大名の今川義元は隣国の弱小国であった松平家から幼少期の徳川家康を人質に取ります。その子供の家康に対し、家来には「決して無理強いせず、自由気ままに贅沢をさせ、甘やかせ。」と命じました。その意図は、やがて大人になり自分の国に戻っても、ダメな人間にしておけば、国は内から亡びるだろうからということでした。

結果的には、家康がそうであったように、この思惑通りにならなかった人もいたのは確かです。でも、この策が有効だから今川義元はどの人質に対しても同じような扱いをしたであろうことは想像に難くありません。そして、その策にまんまとはまった多くの人たちが、後の世に名も残らぬまま歴史の中に埋もれていったのです。

いつの時代も、若い人たちは、その時代の大人たちから奇異な目で見られます。「ゆとり」と言われることを気にする必要はまったくありません。

 

でも、やがて「ポストバブル世代」と呼ばれかねない可能性を秘めていることは、気にしておいた方が良いと思いますよ。「あのポスバブ、マジウザいんですけど。」って言われないでね、マジで。

 

 

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