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スパイシーマネージャー

スタジオのご近所の方のお店に、スタッフと一緒に飲みに行った時のこと。お店に置いてある「誕生日占い」の本を見つけたスタッフが、僕に誕生日を聞いてきました。

「○月○日」そう伝えると、二人はニヤニヤしながらそのページを指で追いだします。そのうち、新人のスタッフが指を止め、先輩スタッフと目を合わせ「皮肉屋…」とつぶやきました。口角上げて目をキラっとさせながら。

スタッフの間では、僕は「皮肉屋」で通っているのかもしれません。少なくとも、この新人くんにはそう思われているようです。

あのね。僕はマネージャーとして、スタッフには仕事の出来る人になってもらいたと常々思っているんです。そのためには、専門的な知識はもちろんのこと、人として正しいことやその考え方も身につけていってもらわなければならないのです。

 ただし、知識は覚えて訓練していけば上達するもの。だから、スタッフには教そわる機会を与え、上達するように促せば、後は本人の努力次第なのはご存知の通り。でも、考え方は本人が心から納得しないと自分のモノにはなりません。そのためには、各々の心の中でのブレイクスルーが必要なんです。

といっても、その時を気長に待っていたのではいつになるのかわからないし、納得しないまま「オレ、もう充分やったんで、卒業します。」なんて血迷ったことを言い出しかねない。

だから、ピリッとスパイス効かせて刺激を与え、なる早で腑に落ちてくれることを日々願っているんです。オッサンだって、好き好んで皮肉屋を演じているわけではないのだ。

なんか悔しいから、今度スタッフにハバネロ級のスパイス振りかけたろーww

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