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スタッフ対抗ライティング競争

先日、スタジオ恒例のチーム対抗ライティング競争を開催しました。秘密裏にネット上から集めた課題画像のテイストをどれだけクオリティー高く再現できるか。それを3人ずつの6チームで競います。

今回の課題イメージは4つ。「ライティング」競争としていますが、実際はライトだけでなく露出やカメラの機構、レタッチ、スタジオの備品やロケーションの取り入れ方も含めた総力戦です。

ちなみに権利の問題があるので、課題のオリジナル画像は出せません。スタッフの模写画像のみアップしますがご了承ください。

 

① 男性ダンス&ボーカルグループの超絶カッコいい写真

この課題はフォトショ合成可としました。パッと見はまずまずの再現度だと思います。ただし、この課題のポイントはパース。画面の端の人ほどパースが強くなることを意識できているかで評価を分けました。画面の真ん中に置いた人物を切り抜いて画面の端に貼り付けてもパースの不自然な写真になってしまうことをわかっているか。それを見越して素材を撮る時点から配置する場所で撮れば満点。合成時にフォトショで無理やりパースをつけたら及第点としました。

 

② 多重露光による作品

フォトショ合成は禁止、多重露光で撮影としました。この課題のポイントは露出と濃度を正しく理解しているか。ところで、最近のカメラってすごいですね。撮影後に露出やコントラストをいじれるのはもちろんのこと、何度でも重ね直せるんですね。フィルム時代の多重露光しか知らない僕は、てっきり運任せの一発撮りかと思っていました。

 

③ 某ファッションブランドの広告写真

ブランドのアンバサダーとなったモデルさんをこのスタジオもよくご利用頂くフォトグラファー氏が撮影したものでした。黒のメラミン化粧板を全面に貼り、その映り込みとモデルに当たるライトの対比が際立つめちゃくちゃカッコいいオリジナルをどこまで再現できるかがポイントでした。この課題に限れば、考え→試して→修正しながらイメージに近づけていくには、制限時間の70分は短すぎたかもしれません。

 

④ 出所不明、ライティングの教科書に載っていそうなカット

カラーフィルターを使って2色を干渉しないように当て、それぞれの色をしっかり乗せることがポイントでした。今回の課題4点の中で一番簡単な出題だったかもしれません。それでも、光が回らないようにしっかり切らないと色が乗りにくいってことに気付いてくれれば合格です。

 

 

仲間とやると楽しいよね。チーム対抗だとなおのこと。
今回はイメージ再現に特化したけど、次回はもっとクリエイティブにいこうと思います。

もちろん、競争だから甲乙つけられる範囲内でやります。
例えば、サ……

外苑スタッフは、次回のチーム対抗ライティング競争をお楽しみに!!

 

 

 

 

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