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スタジオスタッフが機材車をぶつけなくなる方法

以前、このブログにも書いたスタジオの機材車(「さよならキャラバン」2020.07.0315年間乗り倒し、最後はエンジンがお釈迦になりお陀仏。その間、多くのスタッフがあちらこちらにコスリ傷をつけ、外見は恥ずかしいほどボロボロでした。

 

スタジオOBOGのフォトグラファーが、自分の車をキズ付けることなく乗り回せるのは、その機材車での練習のお陰。直アシに就いたOB&OGが師匠の高級車をぶつけずに乗れているのも、機材車をこすった経験が生きているから。

 

ブログにそう書いたのは、そーゆうことにでもしておかないと、傷だらけの機材車が浮かばれないから。で、その代わりとして新しい機材車を購入したのが、半年前。

 

でも、いざピッカピカの新車を目の前にすると、スタッフに向かって「さあ、また思う存分これで運転の練習をしてくれ!ぶつけることで、どうすればぶつけてしまうのかを学び、運転を上達させて欲しい!」と言う気には到底なれません。

 

そこで一案を練りました。

 

実はスタジオのチャリンコには1台、1台、名前がついています。例えばパートⅡの2台は「まちゃあき」と「アンジェリーナ」。みんなでそう呼んでいます。

 

でも、これまで機材車に固有名詞をつけたことはありませんでした。だから、新しい機材車にも付けることにしたのです。しかも、その名前は新車の機材車を始めてぶつけたりこすったりした人の名前にすることにしました。

 

例えば、僕がぶつければ機材車の名前は「まさかず」、この車を乗り潰すまで(前回は15年)呼ばれ続けることになるのです。

 

そう高らかに宣言してから半年。以前の機材車なら日を追うごとに細かな傷が増えていったのに、新車は未だに納車された時のまま。傷一つありません。だから名前も「機材車(仮)」のまま。

 

みんな、相当気をつけて乗っています。

 

そりゃそうだよね。自分がスタジオを出て数年後、フォトグラファーとなってこのスタジオに凱旋してきたつもりが、後輩スタッフに「〇〇さんって、あの機材車の○○さんですか笑?」って言われたらカッコつかないもんね。

 

やればできるじゃねーか。

 

だったら、いつもそーしてくれ!!

 

 

 

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