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なる人。消えていく人。
僕は、スタジオのスタッフ全員に、将来カメラマンとして生計を立てられるようになって欲しいと強く願っています。「お節介なオッサン」と言われても、めげるつもりは全然ありません。でも、経営に携わる者としては、ダメな考え方だと思います。「何、カッコつけてるんだ?」とか、「甘い」とか、「それってリクルート用のセリフでしょ。」などと言われても仕方がないことだと思います。それでも僕は、スタジオの経営と、カメラマンの輩出、その両立を追求する先にこそ何かがあると信じています。そこに理由なんかありません。あったとしても、それに興味はありません。
ただし、これには限界があります。人を変えることは誰にもできないからです。どんなに素晴らしい環境だろうと、周りが完璧なお膳立てをしようと、当の本人の意識が変わらない限り、カメラマンは成れる人にしかなれません。
長年、スタジオで定点観測のように多くの人を見てきました。下の表は、お節介なオッサンが見つけた、成れる人とやがて消えていく人の「意識」や「考え方」、「気の持ちよう」の違いです。皆さんの参考になれば幸いです。