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撮影スタジオアシスタント必読! スタジオにいるうちにやっておくべきこと。(下)

~(上)からの続きです ~

 

☆LINEの返信(Bさん)

スタジオマンの時の自分重ねて考えてみました!

・まずは、自分の力を過信しているにも関わらず、出来なかったときに謝れば済むだろうという甘い考え。

→出来る出来ない、わかるわからないの判断をしたなら、その答えに責任を持つこと。

遅出しジャンケンも、グレーな答えも、あり得ないです。

・スタジオにいる間に身につけておく事は、「これだ!」と具体的に言うのは、カメラマンによって違うので、難しいですが、いつだって要求された事を出来る能力は必要です。最低限ですが、スタジオの(教育)ファイルをコンプリートしても今の感覚だと、30%ぐらいのイメージです。その3倍は忙しいと思っておいていいと思います。求められることは多岐にわたり、撮影現場だけでなく、言われたこと全てです。

 

・スタジオマンのときに、田辺さんが言っていた、カメラマンやアシスタントはスタジオマンに気を使って怒らないという話は本当です。こちらが怒られないからって、いい気になって話かけられても別にそうじゃないのにみたいな時がよくあります。

・カメラマンの知識はすごいです!普段、スタジオで見せないだけで、本当にすごいです!知識人です。

スタジオの時に、こちらがなめて話しているカメラマンの方がいるかもしれませんが、確実に皆さんの10倍は知識を持っていると思います。

・当たり前のことですが、挨拶と感謝は絶対に忘れてはいけません!

 

以上、パッと思い付いたことです!

 

なぜかスタジオにいる時は、田辺さんの言葉が大げさに聞こえるんですが、全くそんなことなくて、アシスタントについてから、「この事かー!」って思うことが、多々ありました。

スタジオマン→アシスタントになる時には、別業種からスタジオマンになるぐらい大変な事だと思うので、スタジオマンで積み上げた自信が一気に崩れる人も多いと思います!(LINEの返信Bさんより)

☆LINEの返信(Cさん)

実際、アシスタントについてみて、周りの方の反応や求められることはスタジオマンの時と全く違います。

アシスタントがダメダメな動きをすれば、それは師匠や、兄弟子に『今のアシスタントの子は、どうなっているの?』と、言われます。自分の行動、言動ひとつで、自分の事だけでなく、師匠や兄弟子の面子を壊しかねないことがあるということは忘れないで頂きたいです。

 

スタジオにいる時、スタッフの皆さんには、気がきくと言って頂いていましたが、それは自分がスタジオにいるから、自分のテリトリーだったからです。アシスタントになれば、気遣いが得意不得意に関係なく、気が利くことを当たり前のように求められます。

でも、外に出るとまず慣れない自分の仕事でいっぱいいっぱいになる事もあり、初めて行くスタジオで物がどこにあるとかわからない事も多々あります。そんな中で、一つ一つの仕事を確実に素早くこなして物の場所を確認するなど、全員の事を見て気を回すことの大変さ。私の課題の一つです。

もし、アシスタントにつくのであれば、人生長く見て自分にとってのメリットデメリットをちゃんと理解して入ってください。私は、メリットはやりたい雑誌ができるかもしれない。デメリットは辞めたら業界で生きていけない。そう考えています。

来てと求められるから行く。これが一番ダメです。

求められるのは素敵な事ですが、自分の人生です。そこは自分の意思を尊重してください。

辞めたら何も残りません。噂は光の速さで回る本当に狭い狭い業界です。よく考えて下さい。

実話ですが、自分の頑張り次第で、ある雑誌の編集さんからデビューしたら一緒に仕事しようね!って言ってくださる方もいました。

アシスタントに付いている期間が自分のカメラマン人生決めます。忘れないでください。

 

あと、知識は自分が思っていたより本当に大切です!

デジタル機械等の知識不足で私は一番苦労してます。。。(LINEの返信Cさんより)

 

文:田辺 政一  え:きよた ちひろ

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