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お金とブランディング。フォトグラファーのための映像ワンオペセミナー最終回にあたって

その1:ブランディングについて

世の中に一眼ムービーが出回り、ネット動画が増えてきた頃から「確かにカメラは一緒だけど・・・」から始まるフォトグラファーのグチをよく耳にするようになりました。「頭を使う部分が全然違うから、スチルとムービー同時にやるのってスゲーしんどい」とか。「ついでで撮れると思われているから、撮影料込みだったりするわけよ」とかとか。

 

その反面、フォトグラファーによっては、喜々としながらスタジオスタッフに「映像やってる?これからは絶対映像やっておいたほうがいいよ。」と話しかけてくる方もいます。そんな方にスタッフが何か質問をすれば、嬉しそうに色々なことを教えてくださいます。

 

映像に対して前向きなフォトグラファーと、いまいち前向きになりきれていない方。その違いは仕事の受け方にあるのかもしれません。

スチールの延長線上に派生してきた「映像」か、スチールとは住み分けられている「映像」か。そこには依頼主側の事情が大きく影響しているようです。

では、フォトグラファーはどのような対応をしていけば良いのか。4月7日(土)に開催する、「フォトグラファーのための映像講座 第6回(最終回)」では、講師櫻井健司氏が自らの体験を交えたブランディング、自分の中のブレない価値観と見られ方を語ります。

 

スチールとムービーを交互にやるような離れ業や、スチールの撮影料に込みで受けていた映像撮影をどうやってストレス無く継続できる形に変えていくか。当日はSNS等での拡散禁止ネタがかなり聞けると思いますが、くれぐれもご内密に願います。

 

その2:お金の話。スチールと映像の違い

先日、櫻井氏が請けた企業の動画制作の見積書を見せて頂きました。スチール撮影の請求書なら、僕も書いたことはありましたが、映像の請求書ってよくわからない項目が色々あります。

「撮影費」・「機材費」・「車両費」くらいなら僕にもわかりますが、「ディレクション費」・「進行管理費」・「制作費」などは、何を意味するもので、ぶっちゃけいくら位請求できるものなのか、さっぱりわかりません。映像を仕事にする方は、これらの費用項目をしっかり理解しておかないと、後になって「請求できたのに!」と悔やむことにもなりかねません。

 

また、スチールも最近でこそ一般的になってきた事前見積ですが、映像の仕事では必須のものなのだそうです。

 

僕がマネージャーだからかもしれませんが、この「事前見積」は依頼主と話を進めていく上において、とても大切なものです。映像はスチールと違い、制作期間が長くその間多くの判断を必要とし、先方との様々なやり取りが必要です。

そのためにも、見積もりの段階から依頼主との関係性や立ち位置を戦略的に決めておかないと、自分の首を絞めながら仕事を進めることになりかねません。次回の映像講座では、その辺の「考え方」や「テクニック」も櫻井氏から聞けるそうです。

 

その3:最終回にあたって

こういった話って、ネットで探してもどこにもありません。ごく親しい人から教えてもらうか、自分の経験を通して学んでいくしかなかったと思います。有料の映像講座のほとんどは技術的なものばかりで、こういったネタの公開は(僕が知る限り)ありませんでした。

櫻井氏は、ワンオペ(ワンマンオペレーション)としてほとんどのことを一人で何でも出来てしまいます。それこそ彼の強みであるわけですが、彼自身はここ数年それが不自由に感じるようになったと言います。

 

一人だけでやっていると、企画や映像の流れ(写真で言うところのビジュアルイメージ)が完成された自分だけのロジックになってしまい、他者のアイデアや意見の入る余地がなくなってしまうそうです。今後の展開や可能性を考えた時、もっと自分以外の人の思考も取り入れられる環境や自分自身の姿勢の必要性を感じるようになったとのことでした。

 

そこで、映像に興味を持つフォトグラファーの方に、自分のこれまでのノウハウを提供するこのセミナーを通して、より多くの方と交流を持つことができればと願い、この「映像制作講座」を無料でやろうと思ったそうです。と、言っても、来月4月7日(土)が最終回ではありますが。

この1年、僕自身もこのセミナーを通して大いに学ばせて頂きました。だから、今回が最終回なのが残念でなりません。もっとも、櫻井氏も1年前に比べますます忙しくなってきているそうですから仕方ありません。

 

3月26日12時現在、4月7日開催の映像制作講座の残り席はまだあります。ご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。

 

※ 詳しくは、「フォトグラファーのための映像制作講座」

 

 

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