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チャットGPT

チャットGPT。もう試されましたか?イーロンマスクが絡んでいるとか、マイクロソフトが1兆円を出資したとかで話題のAIサービスです。

 

https://chat.openai.com/chat

(現在PC版は無料。スマホのアプリは有料です)

 

僕のいるスタジオでは、今後スタジオの採用においてエントリーシートを読まないことにしました。履歴書に書かれた志望動機や自己PRも読みません。

 

だって、これですよ、これ↓

 

「私は写真に対する熱意が高く、将来はプロのカメラマンになりたいと考えています。そのために、現在は自主的に写真撮影に取り組んでおり、スキルを磨いています。そして、さらにスキルを磨くために撮影スタジオのアシスタントに就職したいと考えています。撮影スタジオでは、プロのカメラマンたちの下で、様々な撮影に関する知識とスキルを学ぶことができると考えられ、大変興味深いと思っています。私は、チームワークにも積極的に取り組むことができる人間力も持っていると考えられます。そして、それらを活かし、撮影スタジオでの仕事に専念し、成長し続けたいと考えています。」

 

↑これ、チャットGPTが生成した文章なのです。僕が入力した↓のお願いに対する返答です。

 

「写真が好きで将来はカメラマンになりたいと考え、そのスキルを身につけるために撮影スタジオのアシスタントに就職したいと考えています。撮影スタジオに提出するエントリーシートを書いてください」

 

ちなみに、↑は、このブログの文字数を考えて短い文にしただけです。設問に自分の個性や経験を加えれば、それを織り込んだ文章を返してくれます。

 

また、「就活用のエントリーシートを書くためにこのチャットGPTを上手に活用するにはどうすれば良いか教えてください」と聞けば、とても良いアドバイスが返ってきます。(返答は省略)

 

試しに「中国語で情熱的なラブレターを書いてください」とお願いしてみたら、漢字だらけのテキストが返ってきました。それを中国人スタッフのNさんに読んでもらったら、旦那さんに書いてもらいたいくらい熱く完璧な文章とのお墨付きを頂きました。

 

今後、この手のAIによる文章生成アプリがますますそのクオリティーを上げていくことは間違いありません。20年くらい前に始まったグーグルの「ググる」サービスが今では空気のように当たり前に普及しているのと同様、このサービスも誰もがフツーに利用するものとなるのは時間の問題です。

 

だから、冒頭の通り、ここに宣言するわけです。もう金輪際、自己アピール系の文章は一切読まないので、このスタジオの採用試験を受ける方は書いてこなくて構いません。

 

ただ、AIが書いたかもしれないエントリーシートで採用の是非を決めることに違和感をおぼえる企業の採用担当者は僕以外にもいるはずです。と、いうことは企業は今後それを問うにあたり、事前に提出するものより、当日ぶっつけ本番のものにウエイトを乗せてくるはずです。

 

これからは今まで以上に、人となり・コミュニケーション能力・姿勢などの人間力が強く問われることになるわけです。

 

でも、就活生はご安心を。こんな時はチャットGPTに「人間力を高めるにはどうすれば良い?」と聞けば、これまた非の打ち所ない答えが返ってくるんですよホントに。

 

↓【追記】ChatGPTで就活用エントリーシートに生成する方法を記事にしました。

ChatGPTエントリーシート生成フォーマット

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