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失敗が怖い人

うちの子供が通う中学の校長先生が、こんなことを話していたそうです。

 

「皆さんは、これからどんどん失敗してください。大切なことは、失敗をしないことではありません。その失敗を前向きに受けとめ、その原因をしっかり考え、乗り越え成長することです。そうやって失敗を恐れず色々なことにチャレンジしていけば、卒業する頃には今からは想像できない程、皆さんは大きく成長していることでしょう。だから、恐れずどんどん失敗してください。」

 

どこかで聞いたことあると思ったら、僕が日ごろから数名のスタッフに言っていることではないですか。

 

てっきり、プロフェッショナルを目指すことに人生を賭けている人たちだから、そのプロのはしくれとして失敗に対し必要以上に臆病になっているのかと思っていました。それが、今どきの普通の中学生にも言えることだったとは。

 

と、いうことは、たぶん今の日本の若い人の多くに言えることなのでしょう。「失敗する自分」と向き合うことは避けたいという気持ち。

 

我慢して努力して心細い気持ちを乗り越え失敗しないかを問うくらいなら、チャレンジすること自体を回避したほうが楽って選択。

 

今どきの若い人の一般的な傾向なら仕方ないです。

スタジオに勤めているってだけで満足し、そのうち何とかなるだろうと思い込んでいる幸せバカ野郎も。

 

何もしていないのに、そのうち自分も一線で活躍するプロのような写真が撮れるようになるって根拠なく思い込んでいる太々しい鈍感も。

 

センスが無いなら無いで、それをカバーすべく努力するべきなのに、そのセンスが自分にあるのかどうかもわからないまま、知ろうともしない無神経なヤツも。

 

本当はファッションなんかに興味ないくせに、ファッションフォトグラファーを目指しているってほざいているインチキも。

 

人の無関心を優しさと勘違いし、自分の落ち度を指摘してくれる人を避けるべき人と決めつけるガキんちょも。

でも、それで喜ぶのって、現役で活躍中のフォトグラファーだけです。自分の立場を危うくする新人が下から湧いてこなければ、今のポジションは当面安泰ですから。

 

うちの中学生には、将来何になろうとそんな輩にはなって欲しくありません。失敗なんか恐れずにどん欲に何事にもチャレンジする人であって欲しいです。

 

こんなこと、よその家庭、よそのお子さんには言えません。

 

 

 

だから、よその元お子さん、現役スタッフのために書いたのです。

 

お前のことだ!こんにゃろー、ちゃんと読め!!

 

 

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