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スタジオに入社を控えるみなさんへ
こんにちは、田辺です。
お会いしたばかりの人も、しばらくぶりの人も、お元気ですか!?
今日は、入社を予定する皆さんに、何よりも知っておいて頂きたい考え方があり、この場を借りてお伝えすることに致しました。今後も入社を控える方にお読み頂くためのページとなる予定です。
さて、皆さんが自分を実現するためには、自分の個性やセンスを活かしつつ、様々な知識や技術を身につけていかなければならないことはご存じだと思います。僕は、それに加えて、考え方や人間性をより洗練させていくということも大切なことだと考えています。
実際、外苑スタジオで仕事をスタートすると、覚えなくてはいけないことやマスターすべきことが数多くあります。もしかしたら、皆さんは入社後その量の多さに圧倒されるかもしれません。
ぜひ忘れないでおいて欲しいことがあります。それは、大変な思いをしながらも頑張り抜き、しばらく経って自分を振り返ってみた時、『大変だと思っていたことを乗り越えるごとに、自分は大きく成長してきた』という事実に気付く日が必ずやって来るということです。
ところで、新卒入社の方には、仕事をスタートすると二つの壁が立ちはだかります。一つは、この業界に限ったことではなく、すべての新卒入社の人達に言えることです。それは、学生という立場ではあまり求められることのなかった『責任』や『常識』、『社会人としての自覚』といったものです。
そしてもう一つが、技術やセンスを要求される業界特有の『プロ意識』です。これは、単なる知識として得られるものではありません。自分がこれまで常識だと信じてきた価値観や考え方では通用しないことに気付き、試行錯誤しながらも新しく納得できる形を模索していく中で会得していくものです。
ここで問題になるのは、これら入社時の『自分に立ちはだかる二つの壁』と、『自分が成長できていると実感できること』のタイムラグです。
仮にあなたが壁にぶち当たり、試行錯誤するごとにレスポンス良く成長できていると実感できるなら何も問題はありません。しかし、多くの場合、そのタイムラグは何か月という単位になってしまいます。
特に新卒の方は、ほとんどが未体験の環境の中で、不安を抱えながらの数ヶ月です。それは、とても長く苦しい時間に感じられるかもしれません。
この外苑スタジオを経て、現在フォトグラファーとして活躍されている皆さんの先輩は、大勢います。来月11月は、毎年恒例のスタジオOB&OG会を開催する月です。今年も多くのカメラマン(写真家・フォトグラファー)が集まり、大いに盛り上がることでしょう。
そこでは、スタジオスタッフだった頃の昔話は、全て笑い話として語られています。カメラマンになれた今だからこそ、笑い飛ばせるのかもしれません。
でも、僕はこう思います。笑い飛ばしたからこそ、これだけ多くの人がカメラマンになれたのだと。
「外苑(スタジオ)出身のカメラマン、ホント多いよね。」業界関係の方々からよく言われる言葉です。でも、何も特別なことをやっているわけではありません。
どこよりも大変なことを誰よりも楽しくやる。これをモットーにみんなでワイワイやっているだけです。
あなたがチームの一員に加わってくれることをみんなで楽しみにお待ちしています。