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世界は痛みで満ち、未来はきみの内にある
スタッフのKちゃんから、「たまには、ほっこりした話を」とリクエストされました。お腹はぽっこりしている僕ですが、ほっこり話は難しそうです。
でも、クリスマスイブの夜を外界から閉ざされた部屋の中で一人過ごそうと考えている男子は、以前の記事をどうぞ。
でも、最近、自分の中に流れる「お節介」の血が騒ぎだすためには充分な、驚愕の事実を知ってしまいました。なんと、今の、現役外苑スタジオ男子で、彼女がいる人はたった一人だけなのだそうです。
みんなパッと見は、ノーマルな男子です。彼女がここ何年かいない男子もいれば、スタジオに入ってそれまで付き合っていた人と別れた男子もいるそうです。
聞けば、みんな口を揃えて「彼女、欲しいですね~」と言いますが、一人を除いて一向に明るい話題は聞こえてきません。昔と違って、SNSやら相席居酒屋やら、おっさんの若い頃に比べ羨ましい限りの環境にあるのにです。
そこで、今日は僕が発見したクリスマスの秘密をお教えします。僕が知る限り、メディアでこのネタを伝えているものはないと思います。
と、もったいぶった言い方をしてしまいましたが、大したことではありません。その秘密とは、
「クリスマスイブの夜、男子は2人で外に出ろ。」
なぜなら、12月24日の夜、街ゆく人たちを見て頂ければわかります。家路を急ぐ人を除き、イブの夜、街でお酒や食事を楽しむ人は、ファミリーかカップルか、女子2~3人組だけなのです。
僕がそのことに気付いたのは、妻子が一足先に実家に帰り、一人でクリスマスを過ごしていた時です。どうせ一人だし、飲みに行っちゃおうと外に出てみたら、街には男子の姿のみがなかったのです。
ほとんどの彼女ナシ男子は、家にこもってテレビを見ているか、ゲームに興じているか、○○ビデオでも見ているか。とにかく、クリスマスが早く過ぎ去ってくれることを願いながら、家にこもっておとなしくしているのでしょう。
カップルを除き、圧倒的に女子率の高いこの日こそ、チャンス。男子は街に繰り出して外で楽しく過ごすべきだと思うのです。
狙い目は女子2人組が普通に来ている居酒屋さん。と、言ってもこの日は「相席」ではない「普通」の居酒屋さんでいいと思います。
となりの席に女子2人組がいれば(くれば)完璧です。あとは楽しく飲んで、自然に声を掛けて、楽しく会話して打ち解けていけば、2軒目のお酒も3軒目のカラオケ他もバッチリ間違いありません。
注意事項としては、「彼氏いるんですか?」なんて野暮なことは聞かないこと。寒い夜、相手の心を温めれば、こちらの心も温まってくるってもんです。
先にも書いた通り、僕がこの事実に気づいたのはすでにオッサンになってからでした。自分の人生に後悔することはほとんどない僕ですが、これだけは「もっと、早く気付けば、若い頃のクリスマスの喧騒に耳をふさぐ夜はもっと少なくて済んだ!」と悔やんでも悔やみきれません。
だからこそ、スタッフには悔いのない人生を歩んでもらいたい。お節介なおっさんの切なる願いなのです。
以下、業務連絡。「のんき」なら、店に入る前に座るべき席を外からガラス越しに見て決めておくこと。もちろん、お店の人に別の席を勧められても、負けないこと。カンパーイの声は明るく楽しく。そして、目当ての女の子たちに「タバコ吸うんですが構いませんか?煙かったら言ってくださいね。」とか言って、気に留めておいてもらうこと。後は任せた。